国富町で観光しよう
国富町の四季
国富町には四季折々に
豊かな表情を見せてくれる自然や文化があります。
八代小中学校や川上神社のある川上地区から直線道路(町道)を西に向かうと、畑の中に一本の山桜が見えます。
小さな塚の上、空に向かって大きく枝を広げているのが大坪の一本桜です。
地元の人々から神木として崇められ、大切にされているこの山桜は、塚の中に太い根を張り、樹齢150年と言われ、高さは15メートル、幹周り3.17メートルの見事なものです。この山桜の根元には、今から330年前の寛文13年(1673年)に建てられた石碑「庚申塔」があります。
庚申塔とは、庚申講を行った記念に建てられたものです。中国の道教に由来する60日に一度めぐってくる庚申の日に健康長寿を祈って夜も眠らずに過ごすのが庚申講で、こうした徹夜で酒食をともにする「講」は当時の地域の連帯を深める大事な行事でした。
大坪の一本桜の由来ははっきりしていないのですが、そうした「講」との関連があるのかもしれません。
国富町の本庄にある稲荷神社は、彦稲飯命(ひこいなもちのみこと)・玉依姫命(たまよりひめのみこと)・神倭磐余彦命(かみやまといわれひこのみこと)を祀っています。
「ヨイマカ」の掛け声は夏の風物詩。旧暦の6月24日に開かれる夏祭り。
白じゅばんに白はち巻きの青年達が、大太鼓を中にしてやぐらにくくられた4人の少年をかつぎ上げながら、六日町を練り歩き、稲荷神社からのおみこしを迎えます。沿道には、 昔ながらの歌舞伎の名場面に見立てた人形などを見ることができ、初午には植木市もたちます。
毎年6月1日は川開きといって、この日からアユ掛けが始まります。7月末頃からは投げ網も用い始め、8月に入るとマワリをかけたり、縄引きを始めたりしました。
10月になるとアバ掛けも始まりましたが、晩秋の産卵期には禁猟区が定められて、翌年の繁殖がはかられるようになります。昔は盛んに行われていたアバ漁も、本庄川上流にできたダムの影響で、水嵩が下がり一時途絶えていました。現在のアバ漁は、昔アバ漁の経験のある人たちの手によって、平成10年頃から復活されたものです。
年末恒例のイベント「真冬のたなばた」
役場敷地内に約10万個、市街地広場(2ケ所)などに約4万個の電飾が設置され、冬夜を綺麗に照らします。
また、あわせて『真冬のたなばた』ステージイベントやダンスショー、花火大会等の催し物が盛りだくさん!
あなたも是非、真冬の風物詩を観にきてみませんか?